底辺主婦のライフハック

北国田舎暮らしの底辺主婦による使いどころが微妙なライフハックです

大人の手足口病が恐ろしすぎた

二年連続で子供から感染症をうつされている私です。

今年はヘルパンギーナが感染し、久しぶりに38度超えの発熱で動けなくなりましたが、一晩で熱は下がり、3日で喉の痛みも消えて治りました。

昨年は手足口病が感染したのですが、その時が壮絶でしたので、今回は大人の手足口病について書き留めておきたいと思います。

手足口病のはじまりは突然の高熱

子供が体調不良から回復したころ、うっかり子供の食べ残しを食べてしまったことが、恐怖の日々の始まりでした。

まずは発熱しみるみる高温になり、普段体温が35度台の私がなかなか出さない38度台を記録。それと同時に喉の痛みと全身を襲う寒気と倦怠感で朦朧としながら夜を過ごしました。

あっさりと下がった熱、そして恐怖の幕開け

翌朝、驚くほどすっきりと熱が下がっていて、「なおった?」と喜んでいるところへ、手足にポツポツと発疹が現れます。そして口の中にも口内炎ができ、なぜかやたらとしみて食欲を奪われます。

手足の発疹は驚くほどのスピードで増殖していきます。私の場合は手足にとどまらず、尻、顔、頭皮などにも広がっていきました。

大人の手足口病の恐ろしさその①発疹

体中に広がった発疹は、生活にさまざまな弊害を与えてきます。

・猛烈にかゆい発疹のせいで奪われる睡眠

 発疹は手のひら足の裏を中心に増殖しますが、最も痒いのが手のひらでした。このかゆみは就寝時にピークに達し、数日間夜かゆすぎて眠れずに睡眠不足に陥り、日中の活動に支障をきたします。

・発疹を覆わなければならないために強制される真夏の厚着

 発疹は一つ一つがとても小さな水ぶくれのようなもので、水ぶくれが潰れて出てくる液体から二次感染の危険があるため、感染予防として何かで覆っておく必要があります。私が感染したのは8月であり、ほとんど全身に出ていたので、真夏に長袖長ズボン手袋マスクのフル装備をしなければならず、暑くて日常生活がままなりませんでした。

・手袋必須のために弊害を受ける日常生活の不便

 発疹が潰れて家族に二次感染させてはまずいと思い、常に手袋を着用しているのですが、普段は木綿の手袋で、洗い物の時はその上にゴム手袋をはき、さらにお風呂とドライヤーも素手はまずいのでは?と思って使い捨ての薄手のゴム手袋をしていました。常に手袋が必要というのは、思った以上にやりづらくて不便であることを知りました。

・祟られたかのような強烈な見た目

 発疹が出た部分を夜寝ている間に無意識にかいてしまったりして、そこが赤紫になってきて、我ながら見てられない見た目になっていました。祟り神に呪われたアシタカの腕みたいな指でした。

発熱してから5日くらいは、この発疹に悩まされました。

大人の手足口病の恐ろしさその②皮むけ

満5日を経過したあたりから発疹の症状の回復が見られました。しかし、今度は回復した箇所の皮膚がすごいスケールで剥がれ出しました。発疹があった部分だけでなく、特に指先の皮膚がグローブのようにごわごわになり、分厚く大きく剥けてきます。剥がれた後の皮膚はまだ未熟で、再度カサブタ状態になり剥がれるを繰り返すため、手が使いづらく、見た目がひどいために手袋が必須の状態が長く続きます。

手があらかた剥け終わると、今度は足が剥けだします。
私は足の剥けがあらかた終わって綺麗になるまで半月ほどかかりました。

大人の手足口病の恐ろしさその③二枚爪

発疹も消え皮の剥けも終わり、やっと解放か・・・と思った矢先、今度は手の爪が根元から剥けてきます。二枚爪と書いたのですが、普通は二枚爪は爪の先で二枚になってしまうと思うのですが、私は逆で爪の根元側から二枚になる感じで剥がれ出しました。

この剥がれてくる爪は、結果としてはがさない方がいいと思います。最初気になって爪の中ほどあたりで剥がしてしまったのですが、そうすると先の方の爪がまだ指の先で皮膚にくっついていて、引っ張られてとても痛かったです。結局、剥がれていない方の爪がすべて生えそろうまで待つしかありません。一枚の爪が生え変わるのに3カ月ほどかかるようですので、もし爪の中ほどから二枚爪になった場合は1カ月半、根元からの場合は3カ月ほど完治までに時間がかかりそうです。
私は爪が剥がれないように、あと二枚爪がいろんな所に引っかかるので、絆創膏をしていました。ガーゼの部分を爪にあててなるべく粘着部分が爪に触れないようにしました。粘着すると爪が剥がれてしまうので・・

結論:手足口病は二度とかかりたくない恐ろしい病気

こうして、発症から約2か月ほどでやっと完治した手足口病

発熱、発疹、皮むけ、二枚爪という、ぱっと見なんてことない症状のようですが、そのすべてが想像をはるかに上回るスケールで次々に襲ってきて、しかも長く続いてこちらの精神をガリガリと削ってきます。

皮むけが終わるまでの半月ほどは、二次感染が怖くて人に極力会えませんでした。

これほど恐ろしい病気が、普通の風邪みたいな感じで感染してしまうことを考えると、消毒や感染予防は本当に大切だなと思います。

今年も子供から感染病をうつされてしまった私ですが、なるべく気を付けて夏を乗り切りたいと思います。