底辺主婦のライフハック

北国田舎暮らしの底辺主婦による使いどころが微妙なライフハックです

じゃがいもの植え付け

春は畑作業の季節

春ですね。雪が溶けて気温も上がり、除雪から解放された喜びもつかの間、今度は畑作業で燃え尽きている私です。

我が家には家一軒分の面積の畑があり、毎年そこでなんやかんや栽培を試みているのですが、ずぼらな私の管理によって雑草がはびこってみたり、枯れてしまったりで、あまりうまくいっているとは言えません。

それでも毎年たくましく育ってくれるのが、トマト、キュウリ、ジャガイモです。

今年はジャガイモとトマトをいっぱい育てようということで、先日じゃがいもの植え付けをしましたので、手順を書いておこうと思います。

まず種芋を買ってくる

じゃがいもは食べるように売っているものと、植えるように売っている種芋というものがあるそうです。我が家の混沌とした雑草畑でたくましく育ってほしいので、今回は種芋を購入しました。

買った内訳は、キタアカリ(5kg)、とうや(3kg)、シャドークイーン(2kg)です。

それに加え、家族がもらってきたキタアカリ(たぶん3kgはある)も植え付けます。

畑を整備する

冬の間に雪につぶされてカッチカチになった畑の土を耕さないと、ジャガイモを植えることができません。我が家では家族が中古で買った小さなトラクターで土を耕します。が、このトラクターは土をあらかた耕してはくれるのですが、土をならしてはくれず、このトラクターが耕したあとの畑はモーグルのコースのように激しくでこぼこしているので、それを人間がせっせと平らにならす必要があります。

土も粘土質で目が粗く、レーキでならそうとしても全然動かないので、盛り上がっている場所の土をスコップですくってへこんだ場所に放り投げるのが一番手っ取り早いです。土って、溶けてシャーベット状になった雪と同じくらいの重さなんですよね。

冬は終わったはずなのに、やってることは除雪と同じ・・とデジャブに襲われながら2時間ほど土を放り投げて、最後レーキで整えます。

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整えた畑の様子。

畝(うね)を作る

じゃがいもを綺麗に列にして植えたいので、じゃがいもを植える列である畝(うね)を数列作ります。今回は、畝の端と端に木の枝をさして目印にし、枝から枝に向かってクワでまっすぐ溝をほり、その溝に肥料を入れ、堀った土と周辺の土を溝の上に盛って、台形に畝を作りました。それを7列分作り、余った場所にも小さい畝を数列作りました。畝を作る作業は1時間半ほど。私の体力はこの時点で8割がた失われています。

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燃え尽きそうになりながら掘った畝。

種芋を畝に植える

いよいよ種芋を植え付けます。芋を植える時に、よく半分に切ったりする場面を見ますが、60gくらいまでの重さの芋であればそのまま植えていいようで、今回は切らずにまるごと植えました。植えると言っても、先ほど作った台形の畝の上に30センチくらいずつ間隔を空けて芋を置いていき、そこに5センチくらいの厚さで土をかぶせるだけです。本当は肥料を芋と芋の間に少しずつ置くといいみたいですが、今回は畝の下に肥料を埋めたのでやめておきました。

ちなみに、ふかふかの土の畑ならばいいのですが、我が家のように粘土質で目の粗い土の畑の場合、芋にかぶせる目の細かいサラサラの土をあらかじめ用意しておいた方がいいです。植えながら適当にその辺の土をかぶせようとしても、土の目が粗くて全然かぶせられず、植える都度細かい土を用意するのにとても時間がかかりました。

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畝の上に並べられて土をかけられようとしている種芋たち。

水をやる

種芋に土をかぶせ終わったら、水をやります。ジャガイモへの水やりは、この植え付け直後の水やり以外はほとんど必要ないみたいです。いつも水やりをすると種芋が腐ってしまいやすいようです。

私は、次の日が雨予報だったので、植え付け直後の水やりをサボりました。

翌日に雨が降ってくれたので、きっと大丈夫です。

あとは無事に成長してくれることを祈る

植え付けて水をやったあとは、無事に育ってくれることを祈るばかりです。

背丈が20センチくらいになったら、土寄せ(地下で実ったジャガイモが地表に飛び出て日光を浴びて緑色にならないように、ジャガイモの根元に土を盛る作業)をするようです。それまでは雑草取りをしながら見守ろうと思います。

立派に育って冬の我が家の台所事情を支えてくれることを願います。

ちなみに、今回10kgあまりの種芋を植えたところ、個数は160個ほどでした。

ラクター後の畑の整備から植え付けまで一人でやりましたが、3日間ほど疲労感が取れず頭の回転も鈍りましたので、こういうことは何人かでワイワイやるのがいいなあと思いました。